千葉大学の大学院生らが、教育学部の藤川大祐教授が理事長を務めるNPO法人企業教育研究会(以下、ACE)と共に、会社づくりの基礎を学ぶアントレプレナーシップ教育教材「ひな社長の挑戦」を開発し、全国の中学校に無償提供を開始しました。
本教材は2125年の近未来架空都市「虹が崎市」を舞台に、女子中学生「朝海ひな」が過疎の進む地域の課題を解決するために起業するストーリーを、生徒が伴走する形で学べる教材です。
大学院教育学研究科修士課程の郡司日奈乃氏(ACE理事)や大学院人文公共学府博士後期課程の小牧瞳氏(千葉大学学術研究・イノベーション推進機構(以下、IMO)アシスタント・リサーチ・アドミニストレータ―)が中心となって開発をはじめ、千葉大学教育学部附属中学校を含む4つの中学校での実践を元に改修し、完成に至りました。
※開発にあたり、アクセンチュア株式会社、ちばアントレプレナーシップ教育コンソーシアムSeedlings of Chiba、IMOの支援・監修を受けました。
本教材の普及にあたっては、千葉市においてアントレプレナーシップ教育に取り組んでいるSeedlings of Chibaが、市内での活動を支援しています。
学生らは今後も社会に必要とされるアントレプレナーシップ教育の研究を進め、正解のない問いを考え続けるスキルや、新しい物事にチャレンジする意欲をもった人材の育成に貢献することを目指します。