千葉大学のアントレプレナーシップ教育

千里の道も千葉大から
千里の道も千葉大から

アントレプレナーシップは「起業家精神」あるいは「企業家精神」と訳されることが多いですが、業を起こす/起こさないにかかわらず、イノベーション創出には必要な要素です。

ご自身で起業された起業家、社内で新しいことに取り組む企業家等をゲスト講師として迎えて「自分事としてとらえる」講義、外部環境・政策・知財、事業計画・ファイナンス、実際に動く・ワークショッププログラムなどを展開しています。

アントレプレナーシップ教育関連開講科目(2024年度版)

1)スタートアップ概論A – 前期水曜5限(16:10 ~ 17:40)

「なぜ、今、大学発スタートアップが必要か」といった動機付けから始まり、会社という仕組みを知った上で、無理なく全体像を理解できる構成になっています。各回に大学関係者、M&A(事業売却)経験者、IPO(株式上場)経験者をゲストに、本学の産学連携・イノベーションの担当者がモデレータとして講義を行う形式になっています。

この講義を受講後、演習科目である後期の「スタートアップトレーニング(II)」(竹居邦彦 先生)を受講すると座学->演習の流れができ、理解を深めることができます。

この講義は後期開講の「スタートアップ概論B」と同一の内容です。通年で概論授業をしており、前期・後期どちらからでも学習を始めることができます。

2)スタートアップ概論B – 後期火曜5限(16:10 ~ 17:40)

「なぜ、今、大学発スタートアップが必要か」といった動機付けから始まり、会社という仕組みを知った上で、無理なく全体像を理解できる構成になっています。各回に大学関係者、M&A(事業売却)経験者、IPO(株式上場)経験者をゲストに、本学の産学連携・イノベーションの担当者がモデレータとして講義を行う形式になっています。

この講義を受講後、次年度前期の演習科目「スタートアップトレーニング(I)」(牛田雅之 先生)を受講すると座学->演習の流れができ、理解を深めることができます。

この講義は前期開講の「スタートアップ概論A」と同一の内容です。通年で概論授業をしており、前期・後期どちらからでも学習を始めることができます。

3)スタートアップトレーニングI – 前期 木曜5限(16:10 ~ 17:40)

スタートアップトレーニングIは、スタートアップ立ち上げに係る基礎知識を習得し、事業計画や資金計画の作成等を通じて、「起業」の模擬体験をする講義です。「起業」に関連し、シーズ発掘・資金調達や事業計画書の作成などについて実践的な力を養い、効果的なビジネスモデルの構築を目指しています。最終回では外部審査員(ベンチャーキャピタリストなど)を含めてプレゼンテーションイベントを行います。日英併用。

4)スタートアップトレーニングII – 後期 水曜5限(16:10 ~ 17:40)

スタートアップトレーニングIIは、参加者3名程度でチームを編成し、チーム単位で事業計画を検討、作成、発表する講義です。

スタートアップ企業とは何もないところから事業計画を作り、それをビジネス化していく営みです。本コースではスタートアップ企業が起業する際と同じステップを踏みながら事業計画を作成します。またスタートアップ企業経営者、ベンチャーキャピタリスト、弁護士など様々なゲストを招聘します。最終回では外部審査員(ベンチャーキャピタリストなど)を含めてプレゼンテーションイベントを行います。講義内でビジネスを理解するため、起業希望者だけでなく就職希望者や研究者志望の方にも有効な内容となっています。日英併用。

講師紹介

各務 茂夫Kagami Shigeo

東京大学
大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 教授 
産学協創推進本部 副本部長

[プロフィール]
ボストンコンサルティンググループ、コーポレイトディレクション(創業パートナー)等を経て、2002年東京大学大学院薬学系研究科寄付講座教員。2004年東京大学産学連携本部(現産学協創推進本部) 教授・事業化推進部長。(株)東京大学エッジキャピタル監査役(2004年~2013年)。産学連携本部 教授イノベーション推進部長(2013年~2020年)。2020年4月より現職。一般社団法人日本ベンチャー学会会長、日本ベンチャー学会第1回松田修一賞受賞(2015年)。

乾 文良Inui Fumiyoshi

株式会社エピグノ
代表取締役社長CEO

[プロフィール]
1986年生まれ。香川県出身。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(Mannheim Business Schoolに交換留学)卒。富士通にてセールス/マーケティング業務に従事。退職後の慶應ビジネススクールを経て、ファミリー企業において経営メンバーとして経営企画、M&A業務などに従事。慶應ビジネススクールの同期である医師の志賀とエピグノを共同創業。現在に至る。

大西 実(Oonishi Minoru)

京セラ株式会社 東京事業所長
兼 人材開発部 産学連携推進部責任者

木村 敬子(Kimura Keiko)

千葉大学
副学長(イノベーション推進)

新留 豊(Niidome Yutaka)

学術研究・イノベーション推進機構
特任教授

担当:知的財産、技術移転

専門分野:有機化学、生命工学、バイオインフォマティクス、医薬、知的財産

[プロフィール]
京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻(修士)。1996年特許庁入庁。特許審査官、審判官として、医療、生命工学、高分子等の分野における審査、審判を担当。また、政策研究大学院大学准教授として知財の研究・教育に従事するとともに、特許庁国際課長補佐、経済産業省通商政策局国際知財制度調整官(兼内閣官房TPP等政府対策本部企画官)として知財の国際制度や日EU-EPA、CPTPP、RCEP等の協定の知財分野の交渉に従事。さらに、JETROシンガポール事務所知財部長として日系企業の権利保護や知財を介した東南アジア企業との連携を担当。2021年7月から特許庁審査第三部生命工学審査長、2023年7月より現職。

高橋 昌義(Takahashi Masayoshi)

こだま国際特許商標事務所 弁理士

木村 亮介(Kimura Ryousuke)

ライフタイムベンチャーズ合同会社
Founder / General Partner

一橋大学商学部経営学科を卒業後、プライスウォーターハウスクーパース株式会社(現:PwCアドバイザリー合同会社)及びKPMGヘルスケアジャパン株式会社にて公共インフラ/ヘルスケア領域に関するコンサルティング業務に従事した後、2015年2月よりインキュベイトファンドへ参画し、40社超の投資先支援に従事。

2017年1月にライフタイムベンチャーズを設立。プレシード/シードステージに特化したインキュベーション投資を行っている。経済産業省J-Startup推薦委員、経済産業省ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2018~2022審査員。

高橋 忠郎(Takahashi Tadarou)

株式会社パワーソリューションズ
代表取締役社長

[プロフィール]
千葉大学卒業後、1998年に金融システム開発会社に入社。資産運用システムサービス開発に従事。
外資系保険会社のグループシステム会社勤務を経て、2004年に当社入社。
2008年より当社取締役就任、金融ITコンサルティング事業を統括。
2016年より取締役副社長として株式公開準備プロジェクトを推進。
2019年東京証券取引所マザーズ市場(現グロース)へ上場後、2021年に代表取締役に就任。

「あらゆるラストワンマイルにITで立ち向かう。」を企業ミッションとし、「誰もが新たな一歩を踏み出せる社会」を目指す。
現在は「Next Mile University(略称:ネクスト大学)」という社内大学を開校し人材育成を強化。
マサチューセッツ州立大学大学院(ローウェル校)経営学修士課程(MBA)修了。
日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMA)

高橋 蔵人(Takahashi Kurando)

株式会社ミヤックス 代表取締役社長
株式会社AI Inside
東北大学 データ駆動科学・AI教育研究センター特任准教授(客員)

佐々木 智也(Sasaki Tomoya)

株式会社KADOKAWA アニメ事業局 アニメ事業統括部 事業推進課

永岡 里菜(Nagaoka Rina)

株式会社おてつたび
代表取締役CEO

[プロフィール]
1990年生まれ。三重県尾鷲市(おわせし)出身。千葉大学卒業後、PR・プロモーションイベント企画制作会社勤務、農林水産省との和食推進事業の立ち上げを経て、独立。
自分の出身地のような一見何もなさそうに見えてしまう地域に人がくる仕組みを創りたいと思い2018年7月株式会社おてつたびを創業。「誰かにとっての”特別な地域”を創出する」をミッションに、短期的・季節的な人手不足で困る地域の農家や旅館と、「色々な地域へ行きたい!」と思う若者が出会えるweb上のマッチングプラットフォーム『おてつたび』を運営中。

牛田 雅之(Ushida Masayuki)

合同会社マイルストーン代表社員(スタートアップ支援)/ 中小機構インキュベーションマネージャー、アドバイザー

[プロフィール]

(独)中小企業基盤整備機構

2011〜2017 千葉大亥鼻イノベーションプラザCIM
2018.2〜2019.3 経営支援部創業・ベンチャー支援課チーフアドバイザー(エンジェルネットワーク担当)
2019.4〜2020.3 同上(アクレラレーションプログラム担当)

千葉大学非常勤講師

2015〜ベンチャービジネストレーニング(前期)担当:理系院生へのアントレプレナー教育、
筑波大学臨床研究開発機構(T-CReDO)
2018〜Research Studio powered by SPARK (医療系アクセラレーションプログラム)における財務戦略・資本政策担当メンター

スタートアップ、ベンチャー役員等

2012〜2021 (株)医学生物学研究所社外取締役、独立役員
2015~2018 産総研関連創薬スタートアップ非常勤CFO
2018.8~ 2020.7 オリゴジェン(再生医療スタートアップ)監査役
その他、Ad hocベースでバイオ・医療系スタートアップの経営支援多数

竹居 邦彦(Takei Kunihiko)

A TECH VENTURES株式会社
代表取締役社長

2017年A Tech Ventures株式会社設立と同時に代表取締役に就任、主に0→1DeepTechの支援を行う。

A Tech Ventures株式会社
https://atech-g.com/

その他の役職

  • マイクロ波化学株式会社(東証グロース上場9227)監査役
  • 未来Xメンター
  • Kasawaki DeepTech Accelerrator メンター
  • NEDOメンター