事業計画を提案する授業を実施しました
2024年10月29日、千葉大学IMOは千葉県立千葉商業高等学校にてビジネスアイデアを創造する授業を実施しました。同校の2年生8クラス、約300人の生徒を対象に「総合的な探求の時間」「ロングホームルーム(LHR)」を活用。千葉大学IMO Business & Technology Advisorの郡司日奈乃が講師となって「芝庭※を活用して価値を見出す」をテーマに授業を進め、生徒たちからさまざまな事業計画やアイデアが提案されました。
※芝庭 千葉市中央区の千葉公園賑わいエリアに令和6年4月にグランドオープン。約8000平方メートルの芝生公園、カフェなども整備された憩いの場。
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今回の授業内容
授業の目標は「芝庭で価値を生み出す事業を考えること」。
30万円を原資に、「売り手・買い手・世間」がそれぞれハッピーになるようなビジネスアイデアを生徒たちが考案します。授業で使用する教材を開発したのは千葉大学IMOスタートアップ・ラボの小牧瞳(高度特定専門員:URA)です。開発の背景として、「生徒たちに実社会のことを考えてほしいという千葉商業の先生の思いがあった」と話します。
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授業の様子
授業では、ホームルーム教室とパソコン教室をオンラインで接続し、2年生全体に対して合同で授業を実施しました。生徒たちは配布された資料を基に、チームメンバーと協力しながら事業のアイデアを出し合い、サービス名や販売提供するシーン、ペルソナの行動計画、利益の見通し計算などを行いました。
授業中盤では講師陣へ壁打ちを行い、より具体的な事業計画づくりを行いました。最後に、2コマかけて作り上げた事業計画を発表し、講師として参加した千葉大学の阿部厚司地域コーディネーターによるフィードバックを受け取る場も含めた授業となりました。
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授業者・生徒の感想
授業者・受講後の生徒に感想をいただきました。
▼講師 阿部厚司地域コーディネーター
最初の説明ではピンと来ていなかった生徒たちも、わからないながらも必死に周りの友達とアイデアを出し合い、議論をすることで徐々にイメージを膨らませていく様子が見られました。最終的には、各クラスの代表チームのみ直接プレゼンしてもらって私からアドバイスができたのですが、まだ粗削りな部分が多いながらも指摘したことに対してのリアクションが素晴らしかったので、今後の成長に期待が持てると感じました。
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▼参加した生徒のコメント
「ペルソナから考えるのが初めてで面白かった。より具体的にアイデアを出すきっかけになった」
「社長・起業を目指しているのでサービスを考えられる機会が貴重だった」
「原価計算が難しく、詰まってしまった。人件費・家賃の計算が難しかった」
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千葉大学IMOは、令和6年度の事業として県立千葉商業高等学校において、他にも「起業」をテーマとしたプログラムを実施しています。ご協力いただいた千葉商業の先生方、生徒の皆さま、有難うございました。