2024年8月20日と8月26日の2日間にわたり、三重県津市で「未来のスペシャリスト育成プログラム」が行われました。本プログラムは、三重県教育委員会が主催で、三重大学(研究・社会連携統括本部、教育推進・学生支援機構および地域イノベーション学研究科)が提供を行う三重県の高校生を対象としたアントレプレナーシップを養成するプログラムです。
千葉大学からは令和6年度 学生スタートアップ支援事業 三重コースの現地プログラムとして学生2名と、千葉大学IMOスタートアップ・ラボの教員2名が参加しました。千葉大学の学生は、ファシリテーターとして参画し、自らも高校生とともにアントレプレナーシップ教育の講義を受講しました。
三重大学CeMDS(セムズ)にて先端技術の機器を体験する三重の高校生
井村屋株式会社の工場を見学中の三重の高校生と千葉大学の学生
1日目は、経営者による講演や先端技術の体験プログラムが行われました。高校生らは自分のキャリアを考える上でのヒントを得て、社会課題を解決するために使える可能性のある技術を理解しました。
2日目は、午前にも企業経営者等の講演を聞き、午後からは、講演や企業見学から得た気づきの共有や、先端技術を活用した新たなビジネスについて、グループディスカッションが行われました。千葉大学の学生は高校生のグループディスカッションのファシリテーターとして参加し、グループ議論の中でまとめに煮詰まった部分の手助けや、時には高校生の斬新な発想に一緒に力強くうなずき気づきを得るなど、グループでビジネスモデルを作るという一連の体験を一緒に行うことができました。
千葉大生がファシリテートしつつ高校生とビジネスモデル用のアイデア整理している様子
最後に、参加した高校生、ファシリテーターの三重大学の大学院生、千葉大学の参加学生を交え、今回プログラムに参加した感想を発表しあい、今後も継続したアントレプレナーシップによる考え方や捉え方を持ち続けていくことの大切さを参加者同士で確かめ合いました。
プログラムを実施された三重県教育委員会の皆様、三重大学の皆様、参加された三重大学の学生の皆様、高校生の皆様、ありがとうございました。