女川コースにおいて現地でご対応いただいた方々と参加メンバー。
左から千葉大学スタートアップ・ラボ責任者 / 大学院国際学術研究院 教授 片桐大輔、
NPO法人アスヘノキボウの丹野 真人様、
千葉大学から参加した藤代 隼人さん(工学部4年)、新妻 里菜さん(国際教養学部4年)、渡辺 周生さん(融合理工学府1年)、
千葉大学学術研究・イノベーション推進機構の小牧瞳URA、宮城大学事業構想学群 特任准教授の武田浩太郎様
令和6年11月9日から11日の3日間、学生向けスタートアップ支援事業の「宮城県・女川コース」の現地プログラムが実施されました。この事業はMASP(みちのくアカデミア発スタートアップ共創プラットフォーム)との連携交流を目的とするものです。
今年度は、宮城大学が主幹として実施中の「価値検証フィールドワーク・プログラム(V2F)」に参加し、事業構想学群 特任准教授の武田浩太郎先生、女川町のNPO団体「アスヘノキボウ」様のアテンドのもと、本学の学生3名と教職員2名が現地の団体、行政、企業関係者らに「チーム千葉大学」で考案・創出したビジネスプランについてヒアリングを実施しました。
事前学習では参加学生が何度も話し合いを重ね、「集まれ!女川の森」と題し、女川町以外の児童を女川に呼び、自然活動や金融教育を楽しく体験できるビジネスプランを企画。
9日は、女川町観光協会の職員の方と情報交換の後、女川町を中心に活動する団体を訪問し、子ども・若者の学びやチャレンジのあふれる女川町を目指して活動する一般社団法人「まちとこ」、女川の自然を使った体験型イベントなどを企画する「山の学校」などに赴き、フィールドワークに必要な準備などについてご意見を伺いました。
10日は、前日のヒアリングを基に、企画内容を見直しました。また、同日は「女川町商工祭」が行われていたため、親子で訪れている地元の方々にもヒアリングを実施。初めは緊張していた面持ちの学生たちも、慣れてくると笑顔でコミュニケーションをとりながらお話を伺うことができていました。
最終日となる11日は、釣りを通したイベント体験を行っている「Face the fish」様、子供たちの生きる力を養うプログラムを提供している「株式会社つなぐ」様たちとディスカッションをしながら、多くの気づきを得ることができました。
今回のプログラムは、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町を訪れ、「地域格差、収入格差が子供たちの体験格差を生んではいけない」という参加学生たちの熱い思いとともに、アントレプレナーシップを学べるプログラムとなりました。
現地プログラムの実施に於きましては宮城大学事業構想学群 特任准教授の武田浩太郎先生の多大な協力をいただきました。誠にありがとうございました。また、見学・交流を快く受け入れてくださいましたNPO法人「アスヘノキボウ」の皆様はじめ、女川町の皆様に感謝申し上げます。