米国Cornell Techが提供する起業支援プログラム「Runway Startup Postdocs」について、情報・意見交換しました

2025年4月8日、ニューヨークに拠点を置くCornell TechのAssociate DirectorであるTomer Joshua氏が、千葉大学アントレプレナーシップセンターにお越しになりました。Cornell Techが実施する起業家支援プログラム「Runway Startup Postdocs」に関する情報・意見交換が目的です。
Cornell Techは、米国コーネル大学とイスラエル工科大学が連携してニューヨーク市に開設されたテックキャンパスで、ジェイコブ・テクニオン・コーネル・インスティチュートを拠点としています。2014年の開始以来の支援スタートアップ数は117に上り、総額3億4,500万ドル以上の資金調達を支援しています。今回紹介された「Runway Startup Postdocs」は、博士号取得者がスタートアップを設立するために、研修やオフィススペースの提供、メンターシップなどさまざまなサポートを提供するプログラムです。


千葉大学IMOのメンバーと意見交換
今回のCornell Techの訪問はジェトロ千葉の支援を受けて実現し、ジェトロ千葉、千葉大学アントレプレナーシップセンター及び千葉大学IMOの関係者、さらにプログラムに関心を寄せるポスドク・博士学生が参加しました。
Joshua氏はCornell Techの概要について紹介した後、「Runway Startup Posdocs」プログラムを詳述。コアサービスであるカリキュラムやメンタリング、形成されているエコシステムについてスライドを使って説明し、このプログラムから誕生した数多くの企業を挙げながら「ぜひ、プログラムにジョインしてみて!!」と強調しました。

引き続いて行われた意見交換では、2025年4月に新設された千葉大学アントレプレナーシップセンターやスタートアップ支援の取組を紹介しながら、お互いの大学発技術シーズからスタートアップ創出/支援について「ポスドクの雇用条件はどのようなものか?」や「知財の活用などで条件はあるか?」など、具体的な質問が続き、大変充実した意見交換会となりました。また、Joshua氏からは千葉大学アントレプレナーシップセンターから未来のアントレプレナーが多く誕生する期待も寄せていただきました。
千葉大学は今後も、グローバルアントレプレナーの育成や本学スタートアップの海外展開支援、それにスタートアップ支援そのもののグローバル化、レベルアップにも力を入れて参ります。
