【開催報告】Chiba Global Entrepreneur Salon 東葛から世界へ~未来を創るスタートアップ拠点~

2026年3月19日、千葉大学柏の葉キャンパス BIH(Biohealth Open Innovation Hub)にて、「Chiba Global Entrepreneur Salon 東葛から世界へ~未来を創るスタートアップ拠点~」が開催されました。
本イベントは、「東葛から世界へ ~未来を創るスタートアップ拠点~」をテーマに、GTIE(Greater Tokyo Innovation Ecosystem)、千葉大学、東京理科大学が主催。千葉エリアの取り組みを発信し、産官学の連携促進を目的として企画されました。会場には大学関係者、千葉県に拠点を置くスタートアップ、地域金融機関、自治体関係者など約60人が参加しました。

イベント冒頭、GTIE共同機関プログラムの共同代表者 山本誠氏(東京理科大学産学連携機構長)、文部科学省科学技術・学術政策局 産業連携・地域振興課拠点形成・地域振興室長 平野博紀氏、GTIEプログラム代表者 辻本将晴氏(東京科学大学・イノベーションデザイン機構機構長)の3氏が挨拶。イノベーション創出、スタートアップなどを取り巻く現状などについてそれぞれの立場からお話しいただきました。



千葉大学/東京理科大学がそれぞれ特色ある取組を説明
続いて、千葉大学からは片桐大輔 大学院国際学術研究院教授/アントレプレナーシップセンター事業統括が「GTIEと千葉圏(ゾーン)の取り組み」と題して講演。千葉大学のスタートアップ創出やアントレプレナーシップ教育の強化のためのこれまでの取組や、エコシステム形成の一環として連携してきた企業や自治体を紹介しました。また、実際にスタートアップとして起業した例なども挙げ、今後も一層アントレプレナーシップの醸成やスタートアップ支援に力を入れていくと強調しました。

続いて、東京理科大学産学連携機構 起業支援・地域連携部門長の飯野初美氏が「大学エコシステムによる一気通貫した伴走とグローバリゼーション」と題し、「創域」によるシーズの発掘から社会実装への取り組み、またグローバル研究拠点でもある“野田”キャンパスの魅力、そして同学独自のエコシステム“TUSIDE”を説明。「スタートアップ支援は長丁場であり、シームレスな支援が必要」と述べました。

さらに、東京理科大学グループの大学発ベンチャーキャピタルとして、先端技術を活用したスタートアップへの投資・成長支援を行っている東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社の片寄 裕市代表取締役社長は「東京理科大学が取り組むイノベーションの創出とグローバルネットワークの構築」とテーマに講演。東京理科大学グループの構築する産学連携ネットワークや案件発掘のプロセス、同社の投資実績などを話すとともに、今後の展望についても語りました。

東葛地域発のスタートアップ5社がそれぞれの活動を披露
次に、「東葛から日本・世界を目指すスタートアップボイス」として、
・株式会社SIEVE(東京理科大学認定学生スタートアップ)
・輝翠株式会社(千葉大学関連スタートアップ)
・イムノジェネテクス株式会社(東京理科大学認定スタートアップ)
・株式会社TOMOCLOUD(千葉大学スタートアップ)
・株式会社ツカリマクリ(東京理科大学認定スタートアップ)
の各社から代表者が登壇し、それぞれの事業内容や挑戦について思いを込めた発表が続きました。

左から株式会社SIEVE 代表取締役 馬場桜子氏/輝翠株式会社 戦略責任者 鶴岡富夢氏/イムノジェネテクス株式会社 代表取締役 美濃輪昇氏/株式会社TOMOCLOUD 代表取締役 小川良磨氏/株式会社ツカリマクリ 代表取締役社長 池添弘規氏
国際展開についてグローバル・インキュベーターよりエール
最後に、世界的有数のスタートアップ支援機関であり、日本の起業家の海外展開支援プログラムの企画運営を行うDMZ Japanから、責任者の並木由美子氏が登壇。「グローバル・インキュベーターからのエール」と題し、国際展開に関する知見が共有されました。並木氏は日本のスタートアップへのアドバイスとして「世界で求められているのは、技術・研究シーズを基にいかに課題解決ができるかであり、どれだけ世界にとってインパクトを与えられるか。それにはコラボレーションやコミュニケーションが必要不可欠」と語り、「最初から世界を見据えた展開を」と呼び掛けました。

講演終了後はネットワーキングやブース展示も
プログラム終了後にはネットワーキングの時間が設けられ、スタートアップや支援機関、大学等によるブース出展も行われました。参加者同士の活発な意見交換や新たな連携の芽が生まれ、イベントは盛況のうちに終了しました。

千葉大J-PEAKSについても紹介しました。
また、本イベントの会場では千葉県が開催するCHIBA Innovation Connectも同時開催され、千葉エリアにおけるスタートアップ・エコシステムのさらなる発展と、分野や立場を越えた連携の重要性が改めて確認されました。
ご参加いただいた皆さま、ならびにご登壇・ご協力いただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。
