IMOスタートアップ・ラボのURAチームによる事業アイデアが、JAグループの起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」に採択されました!


このたび、千葉大学園芸学部の小川幸春教授の研究シーズ「植物由来の代替肉生産技術」を活用した事業アイデアが、JAグループの起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」のBLOOMコースに採択されました。千葉大学IMOスタートアップ・ラボの松永URAらのチームが主体となって取り組み、本プログラムに初めて採択されました。
起業家育成プログラム「GROW&BLOOM」とは
GROW & BLOOMはJAグループ全国8団体が立ち上げたイノベーションラボであるAgVenture Labが、起業を目指す学生や社会人、起業して間もない会社を支援するインキュベーションプログラムです。
プログラムではビジネス経験豊富な講師による講義やメンターによるサポート、ユーザーへのインタビューや実証実験を通じて、皆さまが持つビジネスアイデアを事業化させることを目指します。
プログラムを通じて、アイデアレベルの段階から成長(GROW)し起業という花を咲かせる(BLOOM)ことができるように、ビジネスアイデアの事業化・会社設立・資金調達までをトータルサポートし、新たな起業家を育成することを目的としています。
日本が直面する深刻な食糧問題の解決に直結する研究シーズ ー社会課題の解決へー
今回、採択された小川先生の研究シーズは、「植物タンパク質の直接変換による食肉資源の創造」。従来の動物性タンパク質が抱える環境負荷や、摂取した際の健康リスクへの対応として、植物タンパク質からなる代替肉へ置換しようというものです。この研究シーズをベースに、松永URAらは本プログラムに応募しました。

松永URAは「小川教授の研究シーズは、日本が直面する深刻な食糧問題の解決に直結する可能性を秘めており、とりわけ食の安全保障、健康寿命の延伸、そして宇宙分野への応用といった社会的インパクトが高く大きいと考えています」と、本研究シーズの重要性を強調。
また今回の採択を受けて、小川教授は「どこでも作ることができて、より簡単に入手できる材料から食肉資源を生み出すことが可能になりました。タンパク資源の新たな可能性として期待してください」と語っています。
日本発の革新的な“食”のソリューションを、世界、そして宇宙へ社会実装していく挑戦に取り組みたいとしています。

松永博充URA
スタートアップ創出支援と
官民連携に強みを持つ

小川幸春教授
植物バイオテクノロジーと
機能性食品研究の第一人者
研究室とURAチームによる協働の成果。社会実装に向けた大きな一歩!
「本研究は、大学が培った研究シーズを社会課題解決に応用する重要なステップです。今後もこのような活動を拡大していきたいです」と松永URAは思いを述べています。
今回の採択は、研究室とURAチームによる協働の成果であり、社会実装に向けた大きな一歩です。千葉大学IMOスタートアップ・ラボはこうしたスタートアップの事業について、引き続き支援を続けていきます。
関連リンク
JAグループによる起業家育成プログラム「GROW& BLOOM」採択者が決定 | 一般社団法人AgVenture Labのプレスリリース (外部リンク)